村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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今年は、会津の歳?―――1


この正月、いつものことだが、家にいてゆったり過ごした。
どこへ行っても混んでいるし、モノも高いので、出かけない。

でも、
元旦は、僕の母方の祖父が、明治42年に奉った【金毘羅様】の社にお参りに行くのが慣例になっているので、午前中に行く。
ここは、今や人気の高尾山のすぐ近く、現在の高尾駅のすぐ目の前にある小山の頂上にあって、小高いだけなので、誰でも簡単に上れる。
この社はとても小さくて、大きさにして20畳程度の広さしかない。

でも、
この頂上は、夏は信じられないほど涼しいし、冬は寒いが、その冷気が、むしろ霊気が身体に心地よいのだ。

いつぞや、
高野山金剛峰寺の僧侶がここへ来て、大変お気に入りになったらしく、

「ここは、多摩御陵の裏鬼門に当たるところで、素晴らしい霊気を感じる」

と言っては、社の周りに塩をまき散らして“護摩焚き”なぞを始めたことがあった。
その後何度も来ては、塩をまき散らし、真言の『行』を行うので、社側では、困ってしまい、あたまを抱えていた。

そんなものかと、調べてみると、
確かに、京都御所や鎌倉や江戸城などには、鬼門と裏鬼門に、神社仏閣を備えて、邪気を払う対策とっていたことは確かだ。

奈良の平城京では、鬼門が「東大寺」、裏鬼門が「植槻八幡宮」
京都の平安京では、鬼門が「比叡山延暦寺」、裏鬼門が「石清水八幡
宮」
鎌倉では、鬼門が「荏柄天神社」、裏鬼門が「夷堂」
江戸では、鬼門が「東叡山寛永寺」、裏鬼門が「増上寺」

こうなっている。

ついでに、
明治になって、天皇は江戸城の跡地に住んだが、明治天皇の御陵はどこにあるんだろう。
今や、正月の参拝客の多さではトップを行く明治神宮は、墓ではない。
じゃあ、どこに墓は―――。
初めて考えたが、全然浮かばない。
東京近辺には、きっとない。

大正天皇と昭和天皇は、八王子の多摩御陵にあることは間違いない。
振り返ってみると、歴代の天皇陵というものは、その殆どが京都近辺にある。
すると、明治天皇のも京都か。

これも調べてみると、
豊臣秀吉が作った伏見城の本丸跡地にあった。
明治天皇の遺言らしい。
京都生まれで京都育ちだったからか。
でも、
妹の和宮は、芝増上寺に墓がある。
感慨深い。

僕の親類は、祖父がこの高尾に金比羅様を祀ったこともあって、年に何回かは、来て、お参りする。
母は、信心深い人だったから、毎月10日となると僕ら子供たちの手を引いてお参りに来た。

そして、
お彼岸などは、お墓が池上本門寺にあるので、おふくろに連れられてよくお参りに行ったが、あそこの葛餅が美味しかったのを覚えている。
そのおふくろは、明治43年生まれの人だから、とうに亡くなって池上に葬られているが、その思い出は、いつまでも忘れられない。

こんなことを思い出すのも、
お正月の良さかもしれない。


お正月といえば、テレビ東京の長時間時代劇である。
僕は、始まったころから、欠かさず毎年、見てきた。
今年も、もちろん見た。

『白虎隊』だった。
良かった。
僕は、NHKの大河をはじめ、よく難癖をつけるが、このドラマは感動的だった。

もともと、幕末、会津藩家老の西郷頼母の生涯は、ドラマチックで魅力あるのだが、それにしても、北大路欣也の演技が素晴らしい。
現代の時代劇では、群を抜く演技を見せる北大路だが、一つ一つのセリフをかみしめながら、慎重に進める姿に感動する。脚本はジェームス三木らしい。これが、また、いい。

その他の配役、演技、演出もよかった。
とくに、
同じ、会津藩家老の役を演じ、他の家老どもと西郷頼母との間をうまくとりなす頼母の親友萱野権兵衛役の小林稔侍の演技が群を抜いている。
彼が、言葉を発すると、ホッとするのだ。
静かに、もそもそと、自信なさそうに発するのだが、もともと、小林稔侍という役者はそういう特技を持っているが、このドラマではそれをうまく引き出している。

こういう演出が、素晴らしいのであって、最近のNHK大河のように、ただ泣きまくり、怒鳴りまくりというのはいただけない。
そういえば、今年の大河も会津が舞台。
どう描くのか、興味深い。

時代劇ファンは、この白虎隊をぜひ、観るべきである。と、言っても、終わってしまった。
再放送をきっとやる。
僕の友人が録画していてくれた。
僕は、再び、見れるが。

このドラマに、コメントしたいことはたくさんあるのだが、あまりに長くなるので、一つだけ。

会津戦争といえば、新選組がどうかかわったか、ということだ。
このドラマで、どうのように描かれているのか、関心を持った。事前の知識なしで見たのだが、

あの土方歳三が出すぎである。
いや、本当はうれしいのだが、あそこまで、出さなくても――、というほど、殆ど準主役であった。

つづく

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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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