村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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大河ドラマの小道具再チェックとトリノオリンピック

昨日、6日に模様替えしてから、新しく展示した小道具類の『コメント』再考を行なった。
1月14日に行なった『大江戸ツアー』に参加してくださった人たちで、大河については大概のことは知っていると自負してはばからない(?)一団が、DVD持参で10人以上もやってきてくれた。

総勢16人はいただろうか。
中には、お子様連れのお母さんも3人いた。
当然、子供たちは『走る』。歴史館の中を。
子供だしね。
みんな、そう思って大目に観てくれていた。

このたびの陳列には、僕には、訳のわからないものが数点あって、それらは何話のどのシーンで出てきたものなのか、さっぱりわからない。
だから、皆さんの力を借りて、コメントを作ったというわけ。
一番は『永倉新八』と書いてある板。
もう1つは、それと似ていて、同じような汚い引っ剥がした痕のある板なのだが、それには『近藤勇・山南敬助』と書いてあった。
こんなもの、と思って、何度か捨ててしまおうとしたのだが、捨てなくてよかった。
そういったら、彼女たちに叱られた。
『こんな、お宝を』と。
一人の人が、その板を見ながら、携帯で電話していた。
盛んに、その板のことを説明している。
「ほら、永倉さんが修行に出ていたときに彫ったあれ」
「それと、浪士組で上洛する途中の、あれ、なんていったっけ、芹澤が燃やしたでしょ、あのときの回で、みんなでいたずら書きしたじゃない。それから、最終回、原田がそれを見て、近藤さんを助けに行ったあれよ」

あとで、携帯の人に聞いた。
「誰とお話していたんですか」と
名古屋にいる友人だったらしい。
その名古屋の人は、電話で話を聞いていただけで『涙』したらしい。
それほどのものなのか、引率役の“せいじゅ”さんに聞いてみた。
「あたりまえです」
と、かえってきた。
僕の認識不足。

皆さん、今回は、その小道具類にコメントを書き込む目的のほかにもひとつ理由があった。
僕が、いつか、どこかで書いたラーメン屋『ミンミン』に行ってみたいということだった。
歴史館から、車で5分程度。
せっかく遠くから来てくださったのだから、僕は、10人の人をそこへご案内した。
こういのって、とても、やだ。
だって、村瀬彰吾の言うこと、書いていることが信用できるかどうか実地検分、判定されるようで。
まずかったら、責任あるし。でも、美味いとも言わせたいシーーー。
とても、緊張した。
でも、結果は、皆さん大満足「★★★★★」だったようです。



冬季オリンピックが、始まっている。
既になん種目かは終了しているのだが、いつもの通り、日本はメダルが5個はいけるとか、いや2つがいいところだとか、言いはやされているが、イヤな感じがしてならない。
今、女子のモーグル、男子のスノーボード、90メートル級ジャンプが終了しただけなのだが、日本から出場した選手たちの様子や表情を見ていると、気の毒な感じがする。
皆さんもご覧になられているだろうから、細かいコメントは避けるが、わが国の選手たち、懸命に頑張っているのだけれど、世界の壁が厚くてとてもメダルに届かない実態にあるように、僕は思う。
(なぜか、これらは幕末の志士たちの姿にオーバーラップしてしまう悪い癖が、僕にはある。いくらもがいても、押し寄せてくる外圧に勝てない徳川政権と、闇雲に攘夷を唱えて尊王を語る若者。どちらも勝算なぞ、最初からない)

特に、昨日行なわれた女子のモーグル。
里谷さんの試合後の涙が印象的だった。
彼女、まだ、モーグルなどという競技が日本人の中ではマイナーで、どんなもんだか殆んどの人が知らない段階で、金を取った。
4年後も銅を取った。
そして今回なのだが、どういうわけかよく言われない。
余計なスキャンダルまで飛び出てくる始末だ。
一方、オリンピックで一度もメダルと取っていない上村愛子は、マスコミの人気者でアイドル化されてきている。

昨日の競技で、上村が5位で里谷は8位だったか。
観ていたが、二人とも立派だった。
よくぞあそこまでエアーをこなした。身に着けた、と褒めてやりたかった。
しかし、モーグルは第1にスピードで、50ポイント。次にターンで25ポイント、そしてエアーが25らしい。

僕は若い頃からスキーが大好きで、冬になると毎年のようにスキー学校に通っていた。上越の浦佐や万座のスキー学校に。
スキーをやる人はみんな同じだと思うが、究極はモーグルの人たちのようにこぶの斜面を直線的に滑って降りてきたいという願望と、新雪を舞い降りたいという願望がある。そのために、みんな懸命に練習する。
だから、上村や里谷を見ていると、あの美しさは、神様のように、まるで菩薩が舞い降りてきているように思えるのだ。

ところで、エアーが完璧だといっても肝心のスピードに劣っていては、点が伸びないのだ。
特に上村は、あの超人的な、男子の体操で行なうようなウルトラCのような演技を行なったのだが、スピードでトップの選手とは2秒以上開きがあった。
だが、人間、あの大舞台であれもこれも気に止めて、すべてを完璧に演技するなぞは、到底、並の人間では出来ない。
でも、それらを克服した、出来た人間が、そして世界のレベルと比較してトップクラスになって初めてメダルの資格ができるのである。

あの大リーグの伝説的四番打者ベーブルースが言った。
「打席に入るときは、頭の中を整理して、1つのことだけを考えるようにした」と。

昨日、うちの歴史館で天然理心流の演武を、会館入り口前で行なった。
指導者の平井さんも、同じようなことおっしゃっていた。
「1つのことを集中しなさい」
「腕を動かしてはダメです。剣先を振るのです」と。
これは、意外だった。
何故なら、「人間土方歳三」の中でこのことを、まったく同じことを僕は永倉新八に言わせていたからである。

僕は、今だから明かすが、このヒントをゴルフのスウィングから取り入れた。
ゴルフのスウィングも剣のスウィングも、きっと同じだろうと考えた。
いや、同じに違いない、と。
この理論は、何をやるにしても同じで、例えばダンスでジルバを踊るときも、女性を美しく演舞させるには、円の中心にいる男は、自分が動いてはダメで、相手の女性を円舞させるがごとく思う存分演技させるのである。
そのほうが女性も踊りやすいし、見ていても美しい。
ゴルフのスウィングも円を描く運動だから、中心にいる自分が動いてしまっては、形が崩れるわけで、アドレスしたときの位置にクラブの先端が戻ってこれない。己の芯は動かさないで、クラブの先端を大きく振るのである。
この理屈は、きっと剣でも同じに違いないと確信し、本に書いた。
そしたら昨日、天然理心流の平井さんが同じようなご説明をしておられたので、実のところ、「ホッ」としたのであった。

いつもの通り、話が大きくそれる。
上村は、あそこまでエアーを演技したのだから、もういいじゃないか。
よくやったで。
二人とも、Body and Soulで、きっと、傷ついてしまっている。ここから先は、これまでの貢献を誰かがネギラッてやらなきゃね。
でも、日本という国、「メダルがいくつ」の国なんだよね。
里谷だって、3回のオリンピックですよ。
12年間お疲れ様。
よく、我々国民を長い間楽しませてくれた、と、心からお礼を言いたい。
彼女たちに、日本の国から『生涯年金』でも差し上げて欲しい。多分、体はボロボロになっているのだろうし、これまでの貢献度と重圧を考えたら、当然のように思える。
年金の貴重な掛金を、何千億・何兆円といかがわしく遣ってしまってその責任をいまだにとろうとしない人たちがいる。お陰で、これからの掛金や税金が大幅にupする。
こうした連中に取られるんなら、彼女たちに払ってやりたいのだがーーー。
『ご苦労様』と。

あと何日かで、オリンピックは、当たりまえだが終わる。
傷心の気持ちで、ズタズタになって帰ってくる選手たちで空港は一杯になるだろう。
マスコミは、そんな選手たちに冷たい。
勝手に騒いでおいて、(メダルを)取れなきゃ責めはしないが、似たような質問を浴びせる。
若し、メダル獲得者が一人か二人だったら、彼らは大英雄として空港からテレビ局へと優遇されるに違いない。
複雑だ。

宮里藍ちゃんを思い出した。
今、彼女は傷心の気持ちに違いない。
あれだけ日本のマスコミが騒いで、アメリカや世界のツアーで大活躍をすることを前提に報道しているからだ。
『やりすぎ、期待しすぎ』なのに。
期待に反すると、ヤッパ、たいしたことない奴だと放り出す。
放り出されるだけならいいが、この国、批判を始める癖があるのだ。
「楽しみましたとはなんだ」
「いい勉強になりましたとはなんだ」
「お前は、日本の国を代表して、世界に出て行ったのだろう」と。
プロゴルファーに、そこまでの自覚はないし、責任もないのだが、わが国の風潮がそうさせている。
二十歳そこそこの女の子には、とても気の毒でならない。

卓球の”愛ちゃん“にだけは、そこまでの期待をしないようにしてやりたい。
彼女、ぎりぎりのところで、自分を抑えているように思える。
そんなに、みんなの(日本の国の期待を)背負わなきゃいけないのだろうか。
あまりに、カワイソ過ぎるよ。
愛ちゃんの、あの今にも泣き出しそうなインタビューの悲しそうな表情を見ると、いつも、そう思うのは、僕だけなのか。
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コメント
うってぃさん、ところてん
関西のところてんでしたっけ。
なんとも、不思議な味でしたね。
でも、まずくない。
食っているうち、結構、癖になるかもね。

また、ゆっくり、日野に訪れてください。

村瀬彰吾
2006/02/21(火) 22:16 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
小道具調査隊楽しかったです。
 村瀬館長、はじめまして。12日に小道具調査隊に参加していた者です。
 (黒蜜ところてん、覚えておられますか?あれを持ってきた者です。)

 最近こちらのブログを見つけまして、お礼とお詫びを兼ねてお邪魔します。

 子供を3人連れて来館した為、お騒がせして申し訳ありませんでした。
 大目に見てくださった事も多々あるかと思います。次回来館する際は、もう少し行儀良くするように気をつけます。

 私自身は、大好きなドラマの小道具と触れ合え、天然理心流の演武が見れたりと、とても幸せな1日でした。
 このような機会を下さり、本当にありがとうございます。

 新選組が大好きになってから、日野に行くのがとても楽しみになっています。まだまだ巡っていない所がありますので、また歴史館と共に訪れたいと思います。

 本当に楽しい1日をありがとうございました。
2006/02/21(火) 15:30 | URL | うってぃー #-[ コメントの編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/02/17(金) 02:10 | | #[ コメントの編集]
しずくさま、また来て。
そう、7日に模様替えしました。
NHKから貰ってきたものの中で、その価値のわからないものがたくさんあるので、皆さんのお力を借りて、何とかコメントをつけることが出来ました。

本当に、皆さんには感謝してます。

あと、あそこのコーナー、かなり暗くて皆様にご迷惑をおかけしましたので、ここへ来て照明を思い切り明るくしました。

かなりイメージも変わりましたよ。
またお会いしましょう。
2006/02/16(木) 21:36 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
村瀬館長、こんばんは!
3日の豆まき後にoriveaさんとご一緒させていただいたしずくです。
先日やっと弊ブログにその時のことを書きました。
その節は、本当にありがとうございました。

歴史館、7日には展示替えをされたとのこと、またぜひ訪れたいと思っています。

オリンピックの出場選手に対する世論の目について、私も同感です。
メダルが取れないと「4位に終わった」と表現されますが、世界で4位になるって、物凄いことだと思うんですよ。
確かにメダルの行方も気になるでしょうが、もっと彼らの競技に取り組む真摯な姿勢を、温かい目で見て欲しいと思います。
2006/02/15(水) 22:53 | URL | しずく #-[ コメントの編集]
恵子さま、またラーメン
そうですか。
ご満足していただけましたか。
★いくつですか?
次は、僕のお勧めの「荻窪丸福」ですよ。
あそこでは、最近、ワンタンメンを頼みます。
丸福のワンタンは、大きくて美味です。
勿論、スープ、麺ともにマイウーです。
あっ、そうそう、その前に『鳥よし』で焼き鳥でしたね。
こんなに、食い意地張ってて、いいのかなあ。
でも、これが文化。
こじつけすぎか。
では、集まった人たちで、どこかで新選組談義をしてから、ラーメンとしよう。

近々、このブログで、荻窪ツアーをお知らせします。

でも、大勢来ちゃったらどうしよう。
あのラーメン屋、10人ぐらいしか入れないし。
まっ、いいか。
何回も入れ替えれば。
お楽しみにね
2006/02/15(水) 00:19 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
昨日はお世話になりました。小道具調査は、私個人は、はたしてどれくらいお役に立てたやら?

でも念願のラーメンが食べられて嬉しかったです!とーてっても美味しかったです。お忙しい日だったのに、あんなに大人数を連れて行ってくださって本当にありがとうございました。

天然理心流の演武も、初めてみることができて感動しました。すごい迫力でした。また機会があれば是非見てみたいです。
2006/02/14(火) 20:22 | URL | keiko #3hjG33lw[ コメントの編集]
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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