村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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荒川静香選手、メダルありがとう。でも、――――

今朝(2月24日)は、まだ暗いうちからテレビのスウィッチを入れて、気合を入れて女子のフィギュアスケートを観覧した。
結果は最高、皆さんご存知のように、荒川選手が見事『金』だ。
うれしい。
そうなるだろうとは思っていたのだが(彼女がとるだろうと)、心情的には、お母さんの病気と自分の病気を、金を取って治したいと願っていたロシアのイリーナ・スルツカヤにあげたい気もあったのだがーーー。
彼女は、実質これまで、世界のフィギュア界をリードしてきた実力NO1の選手なのだし、ただ運がなくオリンピックで金を取れなくて、今回も銅だった。
なんか、寂しい。
二人に金をやって欲しいくらいだ。

トリノオリンピックが始まって、あれは確か2日後に、ここのブログに僕の意見を書いたことがあった。

「あと何日かで、オリンピックは、当たりまえだが終わる。
傷心の気持ちで、ズタズタになって帰ってくる選手たちで空港は一杯になるだろう。
マスコミは、そんな選手たちに冷たい。
勝手に騒いでおいて、(メダルを)取れなきゃ責めはしないが、似たような質問を浴びせる。
若し、メダル獲得者が一人か二人だったら、彼らは大英雄として空港からテレビ局へと優遇されるに違いない。
複雑だ。」と。

何か、やな予感があって、それがあたらなきゃいいのに、------でも、やはり、傷心の気持ちで帰ってくる選手たちは多いことだろう。
安藤選手や村主選手には、一切さわらずにそっとしておいてあげて欲しい。
でないとまた、「楽しんできました」「よい、経験になりました」などと、あらかじめ用意した、心にもないお応えを聞かなければならないからだ。
聞いているほうも、辛い。

僕は、このコーナーでスポーツのことを書くことが多い。
野球や、ゴルフ、マラソン、その他相撲まで。
わが国のスポーツの方向、あり方、特にマスコミの取り上げ方、姿勢にものを申したい。
これは、何年も前から「ズーッと」(土方の口癖)思ってきたことだ。
最初はいつだったか、女子のバレーボールの実況で、赤坂何とかというキャスターが出てきて、まるでバラエティー番組のように騒ぎまくった。
そして、最初は『砂利タレ』の騒々しい、それもキンキラキンの照明で、バレーコートの周りで歌いまくる。
これから、ロシアや中国、キューバやブラジルなどの強豪と、真剣勝負するべく、極限の状態で選手たちは緊張感を持続してきている直前にあのようなショウが始まった。
この現象は、最近でもまだ続いている。
そして、セットとセットの合間で、キャスターが会場に向かって吠える。
「みなさーん、あともう一歩です。日本を応援しましょう」
「ニッポン、チャチャチャ」
会場にいる皆さん、迷惑に感じないのかなあと思ったりもするのだが。
「俺たち、私たちはもっと真剣に、騒がないで応援したいのだが」と、思っている人もいるはずだ。

こういう傾向が、だんだん一般的になってきて、日本で行なわれる世界大会、選手権では大概が最初、ショウ的なものが行なわれるようになってしまった。
女子プロレスのビューティーペアーを思い出す。
あれは、あれでいいのだ。
ショウなのだから。
でも、バレーボールの世界選手権は、チガウダロウー。

一回だけ、元プロレスのアナウンサーで今ワイドショウキャスターをしているFさんが、女子マラソンの実況をしたことがあった。
約2時間30分間、彼はプロレスの実況中継と同じテンションでしゃべりっぱなし、見ているほうが疲れてしまったことがあった。
解説は、増田明美さんだった。
彼女、我慢の限界だったのか、F氏の言うことに逆らう場面があった。
気味がよかった。
多分、彼女も、「これは違うと」感じていたに違いない。
その後、マラソンでは、うるさい実況は一切なくなった。
元に戻ったのである。
テレビ局でどのような反省があったのかは知らないが、多分、視聴者からの反発があったに違いない。

少なくとも、オリンピック種目に挙げられているスポーツでは、お祭り騒ぎのショウはやめにして欲しいものだ。
その日、その時に向けて、長い間汗と涙で、血の滲むような練習と苦難を重ねてきている選手、アスリートたちを冒涜しているような気がして。
そんな、軽いものじゃないんだと。


でも、最近、テレビ局は彼らをタレント扱いしていないだろうか。
だから、一流のアスリートに対して、
「スポーツ選手にしておくのはもったいない」なんていう、発言が平気で飛び出す。
上方のY興行のお笑いタレントのほうが、ステータスが高いとお思いなのだろう。
今回の安藤美姫さんは、まだ若いということもあるが、ご自分の実力が発揮できたとはいえない。
あれは、周りが騒ぎすぎ。
彼女自身の「気」を、競技に、全神経傾けることができなかったのではないか。
こういうとき、浜口親子みたいな人が応援に行って、一喝するか、はたまた、猪木に同行してもらって、ほっぺたでもひっぱだいてもらったほうが、返っていいのかもしれない。
安藤美姫さんに対しては、もう少しそっとしてあげたほうが。

本人が、スポーツをやめてタレントにでもなるというんならそれでもいいが、彼女はこれから何年もの間、次のオリンピックへ向けて精進しなければならないのだ。
過酷な人生が待っているのだ。
4回転ジャンプという非凡な才能を持っているのだから、それを伸ばしてあげるのが、世間の役目じゃないのかな。

今回のオリンピック、日本選手団は総勢112名らしい。
韓国が40人で金が今のところ4つ、メダル8個だ。
中国も78人で8個だ。日本はようやく1個で、これから先はもう期待が持てないらしい。
ところで、日本からは選手団のほかに役員が行っている。総勢、なんと、126人らしい。この多さはなんだろう。
国会議員や県会議員が海外視察を自粛する雰囲気が、最近出てきているが、オリンピックでこんなにも関係者が必要?
そして、その費用は、―――。
多分、税金。
今、確定申告の最中だが、皆さん、税金の使い方に注文出しましょうよといいたい。
その上で、増税といって欲しい。
何かが、違うぞ。

アテネのオリンピックのときは、30人、水泳の選手の出場枠があったが、21人しか行かなかった。
いっても無駄な奴は、連れて行かなかったのである。
役員を含めて物見遊山のような参加は税金の無駄遣いとして戒めたのだ。

よかった。

でもこのたびは、代表選手の選び方にも疑義が寄せられていて、実力主義ではなく、情実、派閥、勢力争いらしい。
特に、スノーボードの選手らは、自分たちがタレント気分になっていて、選手村では連日飲んで騒いでいた。
これには、さすがにJOC関係者も閉口して怒り心頭だったらしい。
でも、マスコミは、スノーボードではメダルは男女とも硬いような報道をしていなかったか。
こんなことで、メダルが取れたら、かえって困る。
とれなくていい。
日本全体が、出直したほうがいいのとチァウか。

こういう日本という国、世界から一体、どのように見られているのだろう。
終戦後、勤勉で優秀な製品を生み出す良質な国、国民と思われてきたのではないか。
今は、きっと違う。
多分、うそつきな国、信用できない国になってしまったのではないか。だから、国債の評価なぞが極端に低い。
原発の事故隠し、姉歯、ヒューザー、木村建設の耐震強度の偽造。ホテルの改造、はたまたホリエモンの逮捕などによる株式市場、経済構造などへの不信感など。

『基本』とか『基礎』とか、『芯』とか『軸』とか、底辺に横たわる一本背筋がとおっているものがないのである。
『道』がないともいえる。国際的には『武士道』が注目されているのだが、今の日本人にはほとんどなくなっていて、過去の時代のことになっている。
商売とは汗水たらして稼ぐものであって、マネーゲームで設けるものではない。しかし、最近は違ってきていないか。
ホリエモンは、楽して儲けすぎた。
少なくとも、そう見える。あの年で、すでに自家用飛行機である。3000万円や1億円、他人に上げたって『屁』でもないだろう。
マネーゲームがあってもいいが、そこにはご自分の「本分」というものをわきまえた上のことであるはずだが、欠落しているのである。
いまの日本という国は、この「欠落」の上に成り立っている。
砂上の楼閣。
だから、震度5程度で崩れてしまうかもしれない。
中身のない、うわべだけなら、メダルなぞなくて当たり前である。
せめて、荒川選手一人だけでも、「芯」を感じさせてくれる人がいた。
よかった。

本日は、金メダル効果で、ちと、興奮しすぎました。
次回から、自粛します。
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コメント
横からすみません。
村瀬さん、ライブされるんですか?聴きにいきたいですねぇ。
2006/02/27(月) 21:47 | URL | keiko #-[ コメントの編集]
julesさまも、同じですか
今回のオリンピックについては、最初からあまり期待はしていなかったのだけれど、そうはいっても結構、今、寝不足。

『イナバウアー』
今が秋口なら、確実に今年の流行語大賞に選ばれているだろうね。
あれ、美しいね。
荒川選手。
得点には結びつかない芸らしいけど、よくやったね。
ああゆうの、偉い。

でも、僕はひねくれ者だから、ロシアのスルツカヤに金、あげたかった。

それともう1つ、金を取ったすぐあとに、小泉さんが直接電話、ああゆうの、僕は『くさくて』いやだ。
やり方が、せこい。
ちゃんと『政』やってからにしろよ、といいたくなる。
やることやってないから、あんなことで人気取り。
それがいいと、また応援する国民も困ったもんだよ。

なんか、すべて、『利権がらみ』に利用されているようデーーー。
荒川選手までも。

僕は、最近、どういうわけか、T・SAXを引っ張り出して、吹きまくる日々が続いています。
無性にブロウしたいのです。
今度、一人でライブやるから、聞きにきてね。
2006/02/26(日) 23:18 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
村瀬さん
私も「新選組ブログ」にも関わらず拙ブログに荒川静香さんのことを何度も長々、書いています(笑)。ああいう凄いものを観てしまうと、書きたくなりますね。
今日TBSで「龍馬の黒幕」という番組をやっていて、明治維新の黒幕は実はあのグラバーだった、という仮説をたてた、おもしろい番組でした。
「日本を洗濯する!」と言った竜馬が今の日本を見たら、もう一度同じことを言うかもしれません。
村瀬さん、そろそろ国、のために、たつ、ってのはいかがですか???(ニヤリ)

2006/02/26(日) 17:20 | URL | jules #bOk56uzs[ コメントの編集]
やまざきはじめさま、『芯』
そうなんですよね。
『芯』

ないですね。
なんにしても、芯が大事。
ゴルフのスウィングも、野球のスウィングも、剣を振るうにも、フィギュアの回転ジャンプも、はたまた仕事を行なうにしても、政を行なうにしても、軸足をしっかりと据えることが大事ですね。

僕は、民主党の永田さんという人、真面目に見えるので応援したいが、今の民主党、もう少し軸足をしっかり据えて欲しいな。
でも、頑張れ。
最近の小泉さんも、軸や芯が何処にあるのかよくわからないが。

土方歳三の魅力は、常に軸がぶれていないことにあると思っています。
近藤は、よくぶれた。
いや、近藤だけではない。あの時代、幕末も慶応年間に入った頃は、外国の圧力のせいで、勤皇の志士たちもぶれっぱなしで、考えや主張が二転三転してた。
近藤は、外交好きの人だったから、彼方此方で議論をしているうち、自分の軸が何処にあるのか、何処においたらよいかわからなくなってきました。
そうしたところに、肩を撃ち抜かれて、剣に生きる自信、己を見失ってしまったのですね。
そして慶応4年を迎えた。

その点、土方歳三は常に変わらなかった。
彼の強靭な精神力、何が起こってもぶれないのですね。
すごく魅力的です。
でも、一面、変わりようがなかったともいえますね。
アレでしか、生きられなかったのですね。
迷いながら自首した近藤さんと比べて、自己を貫き通せたわけで、幸せな一生だったともいえますね。
2006/02/25(土) 19:53 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
本当に、
「荒川選手一人だけでも、「芯」を感じさせてくれる人がいた」という、村瀬さんの言葉に共感しました。たしかに最近の日本には、「芯」がない人が多いですよね(じぶんも、人のことは言えないですが)。
でも、少しでも今回の金メダルでみんなが「芯」のことを考えられたらいいですね。
それにしても、一度、引退を真剣に考えた人が金メダルを取ったのはすごいと思いました。
2006/02/25(土) 08:40 | URL | やまざき はじめ #lnYM7kUo[ コメントの編集]
あんざいみちよさま、早速
早速、コメントをいただき有難うございます。
僕の拙著は、ゆっくりじっくりお読みください。
夫々のシーンを噛み締めて。
それから、改めてコメントをくださいね。
待ってます。

オリンピック、長々と書いてしまいました。
いつもの癖で、すいません。
でも、いいたこといったので、今、すっきりしています。
今度、お会いしたら、またお話いたしましょうね。

村瀬彰吾
2006/02/25(土) 00:06 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
本日
歴史館にお邪魔して、館長の御本サインいりを頂いたものです。歴史館行って良かったです。新しい貴重なびっくりするような資料に出会え、また館長にもお目にかかれラッキーでした。今晩また新しく更新されると言う事で、早速読ませていただきました。 コーフンとありましたが、全くその通りだと思います。私もスポーツ好きですが、お怒りはもっともです。いまの日本、マスコミ 少しおかしいです。いろいろありますが、ぽ~んと 跳んで、だからこそ、新選組に、あの時代に、引きつけられる此処数年であります。
では 御本はこれからじっくり読ませていただきます。
2006/02/24(金) 22:40 | URL | あんざいみちよ #uXgpoG/E[ コメントの編集]
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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