村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本日は(3月11日)、歴史館が大忙し

朝8時、エル・プロダクツの皆さんがリハーサルで来館。
正面玄関前で、練習が始まった。
午前中に天然理心流の演武とエル・プロダクツの芝居があり、午後1時からは全国新選組サミットが2階の講座室で開かれた。
2時からは、エル・プロの2回目の公演があり、講座室では、今度日野新選組同好会主催で、NHK『新選組!』と『新選組!!』の時代考証をした山村竜也氏の講演があった。
その後は、山村氏と土方歳三資料館の陽子館長と僕とでパネルディスカッションを行ったのである。
その後は、その講座室で、永倉新八のビデオが始まった。

いつもは、ひっそりと静かな歴史館なのであるが、今日ばかりは朝一番からシッチャカメッチャカで、自分の席に座ったことがなかった。

自分の出番は、パネルディスカッションでコーディネイトすることだったが、これが意外と大変。
ご存知の方も多いだろうが、山本耕史さんと山村氏とのトークでも、耕史さんが気を使ってリードしていたくらいだから、誠実なお方ではあるのだが、山村氏は決して口数の多い方ではない。

でも、その彼が今日は、結構本音でお話してくれた。
(僕)     時代考証の裏話を、今日は思い切りお願いしますよ。
(山村)    考証の場に三谷さんはいないので、検討した結果を三谷邸にディレクターが運ぶんです。その結果がNHKに届く。再び検討する。
(僕)     それで、考証の結果、「ノー」なんていうこと、なかったのですか。
(山村)    ありましたよ。なければ、時代考証がいい加減とい
うことになりますから。だから、三谷さんの家とNHKとで、2~3度原稿が往復、なんていうこともありました。
(僕)     僕は、大河の年は日野市内をガイドして歩いていたんですが、全国からお見えになられたお客様で、兎に角、第1話のあの出会いで「見るの否になった」という人が多かったのにはびっくりでしたよ。近藤、土方、坂本、桂、佐久間象山までが、みんなで黒船を見に行くっていう、あのシーン。
(山村)    タイミングとしては、あの時点であのメンバーが江戸にいましたから、出会うことはあってもいいと思いますが、出会い方が問題でした。蕎麦屋で出会うとか、道端で出会うってことですが、無理がありました。もう少し、自然な出会い方って言うことがあってもと思いましたよ。
(僕)     新選組!!で、土方歳三が市村鉄之助に自分の形見を郷里に届けるように命令する場面がありましたが、その後、大平原みたいなところを走りましたね。ずいぶんと長く。
(山村)   アレは、みなさんどうお感じになられましたか。ああゆうシーンは、最初から組み込まれていて、覆すことが出来ない。つまり、物語の最終のシーンとして必要なんですね。だから、大草原みたいなところを、長々と市村が走っていく。
本当は船で、函館から日野へ向かうのですけどーーー。

このようなやり取りがあって、このディスカッションは、30分程
度と短かったんだけれど、結構実りの多いものでした。

また、この前に全国新選組サミットが行なわれていましたから、会津からいらした関係者が6人ほど、ご出席なさっておりました。
会場からの質問で、「土方歳三が会津から米沢へのルートはどの道をとったのか」というのがあり、進行役の僕も困ったのだが、丁度会津の方々がいらして、彼らが教えてくれた。よいタイミングで、ご発言してくれて助かった。
丁度よい機会だったので、最近僕が問われている『新選組が、会津のお城の中に入れてもらえたのか』という質問をしてみた。
これには大層お困りの様子で、口を濁しておられた。
そう、いいことばかりはないようである。

ヤッパリ、新選組の歴史って、悲しいんですよね。
僕は、それでいいと思っている。
いや、それがいいんだ。
そこに、ロマンを感じる。
幕末の京都中を、震撼させるまで発展した新選組。
たった、最初の半年ほどで、そこまで持っていってしまった。
この手腕、行動力、知恵。
若い命を、この組織にかけた。
でも、最後は、味方からも見放され、裏切られた若者たち。
これらを、ことさら糊塗する必要はない。
あの時代、鳥羽伏見の戦にしても、その後の奥羽列藩同盟にしても、最後はみな裏切りである。
何も、新選組だけが裏切られたのではなく、徳川幕府なり、徳川家なりが裏切られているではないか。
古くは、関が原だって、もっと言えば義経の時代だって、武士は常
に強いほうについてきていたではないか。
そうした激流に巻き込まれて、一途にに生きた若者たちに後世の僕たちは感動する。
その中にはうまく生き残れたものもあるが、若くして落命したもの、落ちこぼれていった者たちもいる。
みんな、夫々の生き方だし、それが、歴史ではないか。
皆さんと、本音で『新選組を語り』たい。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
    サイトに関してのお問い合わせ(動作不具合など)は管理人までお願いします。
    村瀬へのメールはこちら






リンク
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カテゴリー
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の記事
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。