村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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日本野球、WBCで優勝、おめでとう

なんにしても、おめでたい。
僕は幼少の頃から、野球が大好きで、自分の長男も7歳から少年野球をさせて、中学3年まで毎週楽しませてもらった。

日本の野球が世界に通用するかってことは、野球好きにとって最大の課題で、野茂が単独でアメリカにわたり、ドジャースでマウンドに上がったときなぞは、衛星中継に釘付けになって応援していた。
あの、世界の王選手でさえ、あの当時、大リーグに通用するかどうかぎりぎりだといわれてきていた。
数年に一回、大リーグのチームが日本にやってきて、日本の一流の選手と戦ったが、日本が束になってかかっても、全く歯が立たなかったものだ。

それが今、世界の頂点に立っている。
信じられない。
短期決戦だし、運も相当ある。
とはいえ、実力がなければなれないのは当たり前だが、かといって、これで日本が世界で一等強いかといえば、そうともいえない。
だって、あの韓国戦を思い出して欲しい。
冷静なイチロー選手が、ツイ本音で言ってしまった。
「自分の野球人生で、最も屈辱的な日だ」と。
だから、3度目の韓国戦では、日本の選手は本当にマジになって戦っていた。

このWBC、しり上がりに日本は調子を上げてきたように思う。
最初は、アジアの予選リーグから始まったが、楽勝ムードが漂っていて、当然全勝でアメリカにわたると思われていた。
ところが、韓国に打ちのめされた。
2チームが参加できてよかった。
アメリカでも、日本は韓国に負けた。2敗になってしまった。
もうこれでお仕舞いだと、誰もが思った。
ところが、運が残っていた。
アメリカが、メキシコに負けてしまったのである。
そして、幸運にも、日本は準決勝に進むことが出来た。
そこから、日本の快進撃が始まった。
全選手が、持てる力の最大を発揮するようになって来た。
スルト、韓国を圧倒し、決勝でキューバまで叩きのめした。
これは、どう考えたらいいのだろう。

ここで、いつもの癖で、近藤流に『気組み』で勝ったのだといいたい。
ところが、そうでもなさそうである。
『気』ということからすれば、キューバの方が日本よりズーと入っていたように思う。彼等は全員アマチュアで、オリンピックと同じように国を代表してきている。そして、全員が国家公務員らしい。
まして、韓国なぞはその気迫はすごいものを感じる。
特に、日本と戦っているときはすごい気迫を感じるし、兵役の免除もあるからだ。

じゃあ、日本が勝った理由はーーー。
まあ、兎に角勝ったんだから、良いじゃないかというところだが、そこが僕の悪い癖で、どうも素直じゃない。
本当に、実力?

実力という意味では、もしかして、韓国のほうが上だったんではないか。
なんだか、ここのところすべてが韓国に対して弱気なのである。
この間の、フィギュア選手権でも、圧倒的に浅田真央選手が優勢だと前評判だったが、結果はご存知のように、優勝は韓国の若手であった。
トリノオリンピックで、日本は結局荒川選手のメダル1個だけだが、韓国は8つまでは取ったの覚えているから、9つか10はいけたんじゃないか。
冬のオリンピックは、日本のほうが優勢だと思っていたのに、結果は全く逆だった。
女子のゴルフも、藍ちゃんだのさくらだのと騒いでいるが、あのアメリカのツアーで、今のところ藍ちゃんは全く歯が立たないのに、韓国選手たちの活躍は目覚しい。
今年の、日本国内で行なわれる女子ゴルフのトーナメントは、韓国選手に相当賞金をさらわれそうである。
女子バレーもすでに、韓国に抜かれているし、何をしても日本より優勢だ。
相手が日本だと、特別に燃え上がる『何か』があるのかもしれない。そのように教育され来ているのだから。

僕たち日本人は、いま、何に燃えるのだろうか。
僕はひねくれ者だから、ああゆう風に世界一になっても、すぐその後が心配になってしまう。

この間のオリンピックのときも、その前の高橋のマラソンも、野口のアテネでの金のときも、頂点を極めたアスリートたちのその後が気の毒でならないのである。

ボクシングなぞも、世界チャンピオンになるために、懸命にトレーニングを行なう。並大抵の努力ではない。
そしてようやくつかんだ世界の頂点、でも、その瞬間から彼は全世界から追われる立場になる。
そして、自分はもうおうものがないから、おってくるものたちを蹴散らすしかないのだが、今度は、目標にされた自分を倒そうとしている連中よりもっと、過酷な練習に耐えなければならない。

荒川さんは、どうなさるんだろう。
金メダルを取ったはいいが、これからは常に金メダリストとしての演技を強要される。
最高峰の技術、演技を披露しなければ、世間が納得しない。
でも、あとから、浅田真央ちゃんが追っかけてくる。
もう並んでいる。いや、もしかして既に抜かれているのかもしれない。
でも、荒川さんは金メダリストだ。それなりの演技は見せなければならない。
こうした重圧は、多分、その立場に立ったものだけしかわからないことなのだろう。
金を目標に4年間、いやもっとだろう。過酷な修練を積んでようやくつかんだ栄光。
でも、つかんだその瞬間から、金メダリストとしての技術、貫禄、言動など『相応しさ』を強要されるようになるから、ひどければ、そうしたものに取り付かれて、恐怖で毎日が苦しみの連続になってしまうこともある。

いまや世界の王さんである。
イチローより、世界では以前からズーとまえから王さんなのだ。当たり前である。
あのベーブルース、ハンク・アーロンの記録を抜いて、世界一のホームラン王なのだから、当然なのだけど、どういうわけか日本では『王ジャパン』ではなくて、『長島』なんだよね。
今度の優勝で、アメリカの新聞はこぞって『王さん』を前面に出して称賛しているらしい。向こうでは、当たり前なのである。
今、アメリカでは、多分、長島といったって知る人は殆んどいない。
王さんは、誰でも知っている。
でも、日本では違う。

『鎖国』を思い出す。
国際社会で、日本という国の位置づけはどうなのか。周りからどう見られているのか。その評価は。世界の水準と日本の水準は、なぞ正確な情報が必要である。
僕ら、日本人は正しい情報に飢えている。
マスメディアに、責任があるかも。
正しい情報をつかんでいないのだ。
がせねたをつかまされた議員もいたが、日本のマスコミ全体が、がせねたで平気で動いている。
だから、この間のオリンピックのスノボーのように、世界で本当にトップレベルだと思い込まされてきたし、蓋を開ければ、唖然とするような結果だ。

今、僕ら日本人は鎖国状態に置かれてはいないか。
今こそ、世界の中の日本という国を、冷静に僕らが見直す必要があるのではないだろうか。

それにしても、終戦後、僕ら日本人に勇気を与えてくれたスポーツマンに朝鮮系や台湾系の人たちが多いのは、何故なんだろう。
力道山、金田正一、王貞治、張本勲などだ。
今、それらの国から日本のあり方を問われているがーーー。
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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