村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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WBC世界王座決定戦

ガッツ石松 「これがまかり通るなら、僕はボクシング関係の肩書きは何もいらない」
―――WBC世界王座決定戦―――


僕は、このブログで、スポーツの大きなイベントがあるごとにコメント書いてきた。
8月2日に行なわれたボクシング・ライトフライ級の世界王座決定戦について、全くふれるつもりはなかったが、ああゆう判定じゃ言いたいじゃありませんか。

僕は、もう50年も前からボクシングは見てきた。とっても、特別なファンとか言うのではなく、唯、一般的なスポーツ好きのおじさんの範疇に過ぎないのだが、でも、世界チャンピョンの試合は大概見てきた。

僕ら団塊の世代は、力道山のプロレスやジャイアンツの野球、若乃花や大鵬などの相撲で育ってきた。大概、僕らの年代は、好き嫌いは多少あっても、こうした話題には入れる。
ボクシングは、白井義男やファイティング原田の想い出は今でも鮮明に残っているが、藤猛の有名な「岡山のおばあちゃん」「大和魂」は当時流行語になってしまったほどで、今ならさしずめ、『流行語大賞』間違いないところだろう。
あの時代(今から4~50年前)、誰でもがボクシングを話題に出来たほど、僕らの生活に根付いていた。
漫画の『あしたのジョー』が火をつけたという人もいるが、どうだろう。それより前から関心はあった。丁度力道山がアメリカのでかい奴らを空手チョップでやっつける小気味よさ、憂さ晴らしで人気があったように、ボクシングでも同じではないかと思う。

プロレスは、ショー的要素があるから僕らも割り切ってみていたところがある。それでも興奮した。
ボボ・ブラジルの頭突き、ルー・テーズの岩石落とし、フレッド・ブラッシーの噛み付き、デストロイヤーの四の字固めなど、力道山の額は血まみれで、強烈な印象が残っている。毎週、金曜日の晩は8時から『三菱ダイヤモンドアワー』が楽しみであった。でも、記憶では、ウォルト・ディズニーのアニメとプロレスが一週おきで放送していたように思う。

だが、プロレスと違って、ボクシングは真剣勝負で、八百長なぞ一切考えられない(実際は知らないが、そう感じる)。外国のチャンピョンを破ってタイトルを奪取しようものなら、日本中の人々が、無類の歓びであった。

こうした観点からすれば、この間の亀田興毅の試合は勝ったのだから喜んでもいいように思うが、素直には嬉しくない。
僕だけか?
いや、違う。
みんな、僕と同意見だった。
だから、TBSに抗議の電話が既に55000件も入っているという。
超異常。
何も、テレビ局に抗議しても仕様がないように思えるが、皆さん、晴れない気持ちを、どこへも持っていきようがないからそうしている。
日本人が勝ったからといって、喜び、放っておくのではなく、おかしな判定に納得いかないから行動を起こす我ら大和民族。
こういうところは、国際的に評価されると思うが。
まだまだ見所がある。
逆に嬉しくなってきた。

あの、判定については、僕は改めて強くは言わない。
だって、みんな同じように思っているのだから、その必要がない。僕は、どうも、その後が気になる。
一体、スポーツ関係者はどう思っているのか。
彼らの多くは、報道によると、『仕様がない』で片付けているらしい。ボクシングは以前から、《アウェイ》の時はああゆう結果が出ていた。今回もその一つで、「よくあること」なのだそうだ。ボクシングではアウェイとは言わず、ホームタウンデジションと言うらしい。
だから、不思議はない、と。
確かに、外国で行なわれたタイトル戦は、日本人に不利な判定が出ていたことが、往々にしてあった。結果、日本以外でやるときは、判定ではダメで、「倒せ」と。
でも、それは、ボクシングに限ったことではなくて、サッカーではもっと日常茶飯事だという人もいた。だから、この間のワールドカップでは、ドイツで開かれたのだから上位は皆、ヨーッロッパの国々だった、と。
例の、ジダンの騒ぎも今はもう落ち着いているが、ヨーロッパでは、人種差別的発言で相手の選手を攻撃するくらい、よくあることらしい。

サッカーというゲーム、どう考えたらいいのだろう。
外国でよくある、あの、暴力的なサポーターの馬鹿騒ぎといい、北朝鮮の選手たちの審判への暴行なり、ちょっと、野蛮すぎない?でも、今回の判定結果は、もしかして、国際問題にもなりかねない要素もあるような気がするが。
考えようによっては、もっと“野蛮”な結果なのかもしれない。あれじゃ、ルールも判定基準もないに等しい国だと。
ガッツ石松は言った。
「これがまかり通るなら、僕はボクシング関係の肩書きは何もいらない」と。
決して、“OK牧場”とは言わなかったらしい。

どこか、違うところで何かの『力』が働いていて、その力は大きな権力を持っていて、その権力がすべてを動かしているように思えてならない。亀田父子も、もしかして、その犠牲者なのかもしれない。
ここまで社会問題化すれば、あの父子、「ベルトを返上してもいい」と考えているかもしれないのだ。そのほうがすっきりするし、改めて同じ相手と試合をして、今度はすっきり勝つと。(---その保証はないが)
だって、そうしないと、彼ら、これからお天道様の下を、堂々と歩けないんじゃないの。
あの浅野内匠頭を、江戸城松の廊下で後ろから羽交締めにして、500石から1200石に出世した梶川与惣兵衛だって、「武士の情けを知らぬ奴」として、世間から散々な目に合わされた。それは、孫子の代まで祟ったそうな。これは、僕の本で書いたから、詳しいことはめくってみてね。

ベルトを返して再戦して、それで、真の世界チャンピョンになる。
でも、権力がそれをさせない。そもそも、ああゆう結果にしたのは、その権力だから。
と、このように、思いたくなるのです。

今回は、せっかく取れたベルトなのに、僕がイチャモンつけているようですが、でも、全国的に同じ思いの人が多いらしい。

もうひとつ。
あの、テレビ番組、夜7時半からの放送だった。だから、それまで4チャンネルで野球を見ていたのだが、6チャンネルに変えた(東京だから)。でも、一向に始まらない。じりじりしてきて、また野球に戻した。それから、6チャンネルと4を行ったり来たり何度も往復した。とうとう1時間立って8時半になった。それでも、まだ始まらない。だから、また野球。
そしたら、野球のゲームが終了した。
もう、9時近かった。
失敗した。ボクシング、終わってしまっているかもしれない。あわてて、6にした。9時なっても、まだ試合は始まっていなかった。7時半からの放送でですよ。
ひどいと思いませんか。それでも平均視聴率大阪では44%、一時的には50%を超えたそうな。

これで、ボクシングはスポーツじゃなくなって、バラエティーになった。あの、タレントが出てきて騒ぎ立てる女子バレーと一緒になった。

あれだけ前評判で煽っていたから、誰だって、ボクシングを見たこともない人たちも、みな見た。でも、結果は、ボクシングというスポーツの印象をいたずらに悪くしただけだった。
ほとんど一方的な試合で、亀田はただ突っ立って防戦一方だったように思えた。たまにパンチを繰り出すが、腕が縮こまっていて殆どヒットなんかしていない。
アナウンサーが大げさに亀田びいきに怒鳴りまくるから、そのような錯覚を覚えるだけで、どう公平に見ても、負け試合だ。

北朝鮮がミサイルを撃っても、日本が世界に訴えても、いまひとつ聞いてもらえない。
何故?
日本が、アメリカの属国化しているからではないのか。例の拉致問題にしても、諸外国はもう一つ真剣になってくれていない。それは、わが国が信用を失墜しているからではないのか。
不当だといっても、国債の格付けは100位以下らしい。
靖国問題もすっきりしない。
そのあたりが理由なのか、拉致やミサイル発射で、中国に同意を求めても、はなからダメだろうに。
日本という国、戦後は勤勉で技術力も高く、全世界から評価されてきたようだが、いまや、落ちるところまで落ちている。先進国の多くは脱原子力を進めているが、原爆を落とされた唯一の国なのに、原子力政策もはっきりしない。何よりも、マンションの耐震構造がいい加減で、非人道的な設計がまかり通っている国なのである。国民から集めた貴重な年金原資も、どこへ行ったのか、目減りしている。だから、掛け金を上げると。
こうしたことが、逐一外国に情報としていきわたっている。
今回の判定が、わが国の評判の失墜に、拍車がかからなければいいが。
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コメント
kougetsu様、はじめまして
50年と言ったって、ただ長いだけで、『頑張れ、日本』でテレビ桟敷に座っていただけですよ。
それでも、長い間見ていると、それなりに、相撲でも野球でも『一億総評論家』になれる。

そんな次元の僕なので、何も威張れることは何もないのです。

ただ、ああゆう判定されると、日本人として恥ずかしい。
我らの国が、そういう民族なのかと思われそうでーーー。

北朝鮮と言う国に対して、たまたま今の指導者、権力者がそのような人だったわけで、あそこの民族が変なわけじゃない。

でも、変な感情を持ちたくなる。だから、気をつけないといけないような気がします。
2006/08/04(金) 23:57 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
はじめまして。
ボクシングを見続けて50年でありますか。私はせいぜい20年。

恐れ入りました…。



2006/08/04(金) 19:56 | URL | kougetsu #-[ コメントの編集]
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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