村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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NHK大河ドラマ「龍馬伝」

「竜馬・伝」を見た。好印象だった。

NHKの大河ドラマは、その制作手法が気に入らないので好きになれないで来た。
だから、毎年、批判的に見てしまっていた。
でも、今年の第1回は僕の好みである。

福山雅治というイケ面俳優を起用して、今年も視聴率狙いで歴史を踏みにじる内容にしてしまうのだろうと、たかをくくってみていたら、すごく良かった。

竜馬の少年時代を描いていたのだが、うちの子供たちと一緒に武田鉄也の「お~い、竜馬」のビデオを見ていたのを思い出した。
竜馬や武市半平太らの下士等が、上士に散々いじめられるシーンが描かれている。
中には、虫けらのようにいとも簡単に殺されてしまうことも。

あそこは土佐の高知で、秀吉の時代では長曽我部元親(もとちか)という人が治めていた土地だったが、関が原で勝利を収めた家康の時代になって、例の山内一豊が掛川から転封でやってきた。

もともとそこに家来としていたのが、長曽我部の家来たちであったが、入ってきた山内家の家来が上士になり、先にいた負け組が下士にされてしまった。
竜馬たちは負け組の所謂《郷士》である。
竜馬の坂本家は、下士に属するから山内家の家来たちに苛め抜かれた。

このあたりのことが、第1回に克明に描かれていて、歴史ドラマとして好感が持てた。
福山さんを起用したこと自体が視聴率狙いの短絡的な軽率さが鼻についていたのだが、とんだ見込み違いであった。

映像もいい。
大河は、ここ数年、いつもNHKのあの502とか503とかの馬鹿でかいスタジオを使って撮影していたから、安上がりかも知れないが、その分安っぽい映像しか描かれていなかった。

例えば、スタジオで『鳥羽伏見の戦』をすべて済ましてしまう発想だから、遠目からの映像は一切ない。
また、大勢の兵士たちの戦闘シーンもない。
なんといっても、床がきれいな平面なので、そこに葉っぱなどを敷き詰めても、野戦の雰囲気は出せない。それに、陽の光が太陽でなくてすべてライトだから、自然でない。

そこへ行くと、今回は、殆んど(多分)スタジオの撮影はなかったように思う。
ロケなのだろう。
竜馬や岩崎弥太郎などが、本当の泥まみれなのだ。2004年の新選組のときも、そのようにすればもう少し視聴率も取れただろうに。
あの時は、すべてが安っぽかった。
悪いが、脚本も。

今度は、専門的なことはわからないが、映像が昔っぽくていいのだ。
所謂、ハイビジョンの美しさを主張するのでなくて、映画の「たそがれ清兵衛」や「武士の一分」の映像にあった、あの雰囲気なのである。
わざと、そうしたと思うが、僕にはそれがとても新鮮に見えた。

また、福山さんの男っぷりを、誇張し過ぎない程度の演出がいい。
でも、今回の物語、岩崎弥太郎が語ると言う形で進めるのだろうか。
もともと二人とも土佐の出身で接点はあっただろうが、彼に語らせるところに違和感を感じる。
今の三菱財閥を作った元祖だけに。
どうせなら、後に外務大臣になった陸奥宗光あたりに語らせて欲しいな。
彼は、慶応3年12月、尊敬していた竜馬の敵討ちで天満屋に切り込みをかけている。
その時に、紀州藩士三浦休太郎の用心棒として雇われていたのが、新選組の斉藤一や宮川信吉だった。
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コメント
今から、沸騰かな
ココは、どちらかと言えば、新選組関係のブログなのだが、龍馬について一回書いただけで、3人の方からコメントをいただいた。

さすが、龍馬。

ここ数年、土方歳三人気が沸騰してきていて、あの歳三の資料館を訪れる人も多く、完全に沖田君を抜いている。
尤も、沖田総司の場合は、そういった記念館的なものがないので仕方ないが(オレが作るか)、それにしても、土方歳三の生き方に同調する人も増えてきている。

でも、生き方では、龍馬にはかなわないかもしれない。
あの時代に、ああいった奇抜な時代を超えた発想、現実にそのように実践し、生きてしまった若者。
だから、いとも簡単に殺された。
そう、彼は、しょっちゅう幕吏に狙われていた。

慶応2年1月、例の薩長同盟の直後に、伏見の寺田屋で三好慎蔵と一緒のところを襲われて、風呂に入っていたおりょうさんに助けられた有名な話だ。

直後に、伏見の薩摩藩邸に逃げ込んで負傷した手傷を治すために西郷の計らいで、二人で霧島へ旅行した。
日本で最初の新婚旅行といわれているが。

こういうことを書いていたら、いくらでも紙面が必要になってしまう。
龍馬のことは、このブログでおいおい書くので、その時に。

今は、早速コメントをくれた3人の方にお礼を言いたい。
ありがとう。
2010/01/06(水) 00:52 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
本当にお久しぶりです。
昨年はあんまりPCを開く余裕がなく、こんなにご無沙汰してしまいました。
先日久しぶりにこのページを見てびっくり!
体調をくずされていたのですね。今はお加減どうなんでしょう。
ご無沙汰してぶしつけなもの言いをしてすみません。

富山は大雪にみまわれたいへん寒い正月でした。
といっても昔はこの程度は普通だったのですけどね。これで大雪と言っているくらいなので、本当に地球温暖化を肌で感じます。
さて、珍しく大河見られたのですね。私は日曜日見られなかったので、土曜日に再放送を見る予定ですが、村瀬さんがそれだけよい印象を持たれたのならとても期待できますね。楽しみにしています。昨年も私的にはとてもおもしろかったです。前半1/3くらいはちょっと・・・でしたが、秀吉や石田三成登場くらいからとてもよかったです。
福山さんはとっても好きですが、龍馬といえば汚らしいって感じじゃないですか(笑)それあのかっこいい人がどうするんだろうって思いましたが、かなり体当たり演技らしいですね。
龍馬といえば、民放で入っていた「仁」というドラマで内野聖陽がやっていたのですが、それはすごいよかったですよ。あの人はすばらしい役者ですね。

今年はまたお邪魔できればいいなあと思っています。よろしくお願いします。
2010/01/05(火) 23:54 | URL | ごっちゃん #mQop/nM.[ コメントの編集]
こんにちは
龍馬伝いよいよスタートしましたね
福山さんの龍馬はやっぱかっこよかったです
物語的にはこれからに期待します
2010/01/05(火) 12:57 | URL | ぱる #s8kTdXTU[ コメントの編集]
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
    サイトに関してのお問い合わせ(動作不具合など)は管理人までお願いします。
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