村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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『石田散薬』の原料、みぞそば刈りを行なったのだが、楽しい子供たちで盛り上がった

昨日7月30日、新選組歴史館、郷土資料館、土方歳三資料館三者共催で、かねて募集していた「石田散薬作り」のみぞそば刈りを行なった。

親子で参加されたのは17人で、大人だけの参加は20人を超えていたから、総勢40人程度で、人数的にはちょうどよいものになった。
モノレール万願寺駅に朝9時に集合して、最初は土方歳三資料館、ついですぐ近くの「向島親水路」に移動して、皆で牛革草(みぞそば)を刈り取った。

昼は高幡不動尊五重塔の地下にある無料休憩所で休んでから、高幡不動駅前にある幕末飯処『池田屋』を訪れて、土方歳三丼のミニセットを皆で食べた。
僕はしょっちゅう食べているから、いつものことなのだが、初めて日野へ来られた方は、あそこで食べる歳三丼の味は格別に感じるみたいだ。

僕の担当は親子で参加された人たちを、新選組巡りにお連れすることなので、午後は高幡不動尊内の新選組関係資料の説明と石田寺でのご案内だった。

昨日はとにかく暑い一日だったので、皆さん夕方にはぐったりお疲れになった様子だったが、僕も昨年以上に昨日は疲労してしまった。
湿度が高く、じっとしていても常に顔中汗まみれの一日だったからだ。

牛革草は、浅川や多摩川なぞの一級河川沿いには生えていない。
脇に流れている用水沿いに群生しているのだ。
向島親水路は日野市が気合をこめて整備した水路で、水車小屋などもセットされていて、雰囲気のいい散歩道に出来上がっている。子供たちも積極的にはさみを手にして刈り取っていたが、中には就学前の子も何人かいて、びっくりしたことに、この子達みんなが新選組好きなのだ。

特に、川崎から参加されたWさんの一粒種は朗君といって、4歳だった。
昨年の大河ドラマ『新選組』にハマってしまって、いまだに毎朝あのテーマソングで目が覚める毎日を送っているというから驚く。
その上、連日のようにビデオを見ているというから、そんなことってあるのかと思った。
当時は3歳だったわけで、そのくらいの年齢でも新選組を理解できるのかと、驚愕したのであるが、その子を見ていると、あまりのはまりように唖然とする場面が随分とあった。

一番すきなのが原田佐之助で、次が永倉新八らしい。歩き方からすべての仕草まで、新選組隊士になりきっている。
保育園で、あれでは周りの子供たちとうまく遊べないのではないかと、お父さんに聞いてみた。
「いやいや、そんな心配はないのですよ。園の中で新選組好きを集めて、いまだに『ごっこ』をしているから」とおっしゃっておられた。

試衛館出身の隊士全員を知り尽くしている。
まったく驚いた。
昼に歳三丼を食べた後、自由行動にしたのだが、高幡不動に向かう参道のお土産屋の前で朗くんが道路に寝転がって泣いていた。
近寄って何が起こったのか、お母さんに尋ねたら、
「あそこにかかっている刀を買えと、言うこと聞かないんですよ」という。
「すでに、刀は持っているんですが、『あれは偽者だ』『本物がほしい』と駄々をこねているんですよ」という。

その土産物屋で売っている二本差しは、勿論真剣ではないが、ずっしりと重く、子供には本物に見えるのだろう。
それを買ってくれなければ、ここを動かないと道路に寝転がって足をバタバタしている。
土産物屋のおばさんは、僕もよく知っている人だが、
「随分とここでいろんなお客さんを見てきたが、こんなの初めてですよ」と笑っていた。

でも、さすが子供。
しばらくそこで泣きじゃくっていたが、5分もするとお父さんの背中でスヤスヤお休みになっていた。
その寝顔がまた可愛い。

午後2時過ぎには石田寺に移って、皆で歳三のお墓を囲んだのだが、朗君は一番最初に墓石ににじり寄って、手を合わせていた。
まだ4歳。

昨日は刈り取った牛革草を干すまでで、8月28日に再び顔を合わせて、今度は酒をかけて炒る作業と薬研で潰す作業を行なう。そして、袋詰めだ。
その後は、日野の地元野菜でバーべキュウをすることになっている。そして午後は、日野宿へ行って再び新選組巡りだ。

昨年の大河ドラマは、第1話から話が飛びすぎていて馴染めないという新選組ファン、大河ファンがいた。
でも、逆にああゆう風だから、親しみが湧いて、新選組が好きになったという人もいる。

朗君のような、かなり若いファンも獲得していたのだから、三谷さんの貢献度もたいしたものだと思った。
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コメント
ステキなお話、ありがとうございます。 読んでいて、心が温かくなりました。私も去年の大河がきっかけで
歴史に興味を持ったので、朗くんの
気持ちすごく分かります。


2005/08/04(木) 19:02 | URL | かよ #3hri4u1c[ コメントの編集]
やっぱり珍しいんでしょうか(笑)
再びままこっちです。うちのチビッコを取り上げていただき、ちょっと(恥)ですが。やっぱり新選組ファンとしては最年少クラスなんでしょうか?
去年は新選組!にはまってスタパに3回も連れて行かれました。いろんな展示があるのに、新選組コーナー以外には全く関心がなく、メイキングビデオをじーっと見て、見終わるとサッサと退場、が続きました。そんなチビッコが今後も新選組が好きだといいなあと思っています。
また企画があれば是非参加してみたいです!本当にありがとうございました。
2005/08/01(月) 22:40 | URL | ままこっち #-[ コメントの編集]
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石田散薬作り

パロディでも一回書きましたが、新選組ファンなら一度は聞いたことのある石田散薬。その石田散薬作りが、7月30日に行われたそうなのです!原料の牛革草(みぞそば)を刈り取って、洗って干して粉にして・・・。コースによってはいろいろお話を聞いたり、資料を見たりもあ
村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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