村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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函館の土方歳三(伊藤さん)が着ていた軍服、歴史館に届いた。着てみたい人は、今からいつでもいいですよ。

僕の勤める『新選組のふるさと歴史館』のオープニング事業は、12月10日から来年の5月一杯まで行なわれる。
タイトルは ”新選組誕生“ である。

この事業は、実は、当歴史館の学芸委員によって既に半年前から準備が進められているもので、僕が赴任してきたときには既に概略が決まっていたのであり、その学芸委員の指導によってすべての展示が進められる。
かといって、その事業のすべての責任は僕にあるから、まったく無関心というわけには行かない。

展示部門は彼に任せるとしても、このような事業は、歴史館全体としてどのような魅力を持つことが出来るかによって、客足に影響があると思っている。
日野は東京ではあるけれども、決して便利なロケイションとはいえない。
東京の中心から1時間以上もかけてJR日野駅や京王線の高幡不動駅経由で当歴史館に到着する。
だから、『行ってみたくなる』魅力を持たせなければならない。

以前、このコーナーでも紹介したが、NHKの大河で使った小道具類を展示できることになっている。
出来るだけたくさんの小物類をそろえるつもりでいるが、まだ確認していないのでなんともいえないが、例のコルクのほか、隊士たちがはいた草履、脚絆、よれよれの隊服、武田観柳斎のめがねなど様々なものがあるに違いない。

だが、これらは大河にはまった人たちにはお宝かもしれないが、そうでない人には、たいした感動はないだろう。
もっと他に何か魅力を持たせることは出来ないか。
だが、ここは役所であり、すべて予算で動いている。
年度当初に予定されていないものには、金を使うことができない。
それなら、金なしで魅力的なものがそろえられるか。
そうなると、人的なつながりを頼るしかない。
早速、函館の伊藤さんに電話を入れた。

土方歳三の軍服。
これが、飾れれば。
だが、本物があるわけはない。
何せ、遺体そのものをいまだに探しているくらいなのだから。
恐らく、五稜郭の中のどこかなのだろうがーーー。

この伊藤さんという人、何年も前から日野の新選組まつりにお見えになっている。
そう、箱館凌雲社・蝦夷新選組の土方歳三です。
とにかく格好いい人で、惚れ惚れするような土方歳三でした。
あまりに立派なので、あのNHKの『その時歴史がーー』で土方歳三のシルエットで出演したほどのお人である。

その伊藤さんから頼まれて、僕は、3年前の土方歳三コンクールの審査委員をしたことがある。
五稜郭まつりの前日にタワーで毎年行われるあのコンテストだ。
審査のあと、僕が“かに”好きだと言ったら、「滅多に食べられないかにを食わせるよ」と、一本木関門の近くのある店に連れていってくれた。
珍しい毛がにを食べた。
兎に角美味かった。

この人、土方役をやっていたから、あの衣装を一式持っている。
それも、2着目を作ったばかりなので、前のが開いているはずだった。それを借りようと思った。
久しぶりで、お声を聞いた。
気持ちよく貸してくれた。
何回も袖を通したから、ちょっとよれているが、それがまたいい。
全国には土方歳三ファンならぬ、伊藤土方ファンがたくさんいることを、僕は知っている。
なんたって、日野の土方歳三資料館の土方陽子館長自らが伊藤さんのファンである。
その人達には、たまらない筈だ。
えっ、山本耕史の着た軍服も~、それもかよ。
じゃ、わかった。
それも、NHKに交渉してみましょ。

ところで、その伊藤さんの着た軍服、既に、当歴史館に届いている。
気が早い。
まてない人は、今でも、お見せしますよ。
いや、袖を通してもいい。
歴史館に電話ください(042-583-5100)。
今、当歴史館では、巽聖歌展”というのをやっています。
この巽聖歌という人は、あの童謡『たきび』の作者で、日野にお住まいでした。
で、今、うちの館で展示をしているのです。

ところで、この軍服、誰が着る。
そっくりさんはいないか。
いるわけはない。
う~ん、じゃあ、人形にしよう。
片っ端から、人形屋に当たった。
蝋人形というのがある。
調べてみたら、たか~い。
一体、7~800万円だって。
安いのを探したが、どんなに安くても100万円はくだらなかった。
あきらめた。

だが、アマチュアで、既に土方歳三の人形を作ってしまっている人がいることを知った。
それも複数、いる。
今週、人形商の鈴藤さんと一緒に、歳三人形の持ち主に会いに行く。
鈴藤さんの先祖は、日野で人形やさんを天保年間からやっている。
店はあの有山家のまん前だ。
有山家には、新選組の資料がたくさんあるが、有名なのは近藤が彦五郎に贈った『志大略』である。
ここの蔵に、歳三の日記があるのではと僕はひそかに期待している

オープニングには、魅力あるものを皆さんにお見せしたいからだ。
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コメント
彪魅さん、うれしいコメントです
このようなコメントが、僕は一番嬉しい。
あの本の中では、「一等いい」と表現したでしょう。
今でも、多摩地区では一番のことを一等という人がいます。

『流山慕情』、あれはあの物語の中で、最も僕が力を入れて書いたところです。その次が山南さんの出てくる『渡月橋の花嫁』かな。

実は、これは本当の話なんですが、あの近藤と土方の語るところ、恥ずかしいのですけど、自分でも、書きながら泣いていました。
情けねえ男だなあ、と自分がいやになるほど、涙が止まらなかったの覚えています。

だから、あなたがうるるときたと書いてくれたの読んで、「ああ、僕の気持ち、わかってくれる人がいたんだ」と思いました。

もう一度読み返してみてくださいね。
今度は、まったく違ったところが目に付くと思いますよ。
そしたらまた、コメントください。

今晩は、よい夢を見られそうです。
ありがとう。
2005/10/06(木) 23:12 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
あ~るさん、軍服着てください
いつでもいいですよ。
それにしても、函館の伊藤さん。
ファンが大勢いることは、承知していましたが、こんなにもこのブログでフィーバーするとは。

熱い思いをお持ちの方が多いのですね。
人格的にも、素敵な方ですから。
2005/10/06(木) 22:58 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
julesさま、もう函館に行ったの
そう、あと1ヶ月でツアー。
そして、その一月後にはもう歴史館のオープン。
やはり、忙しい。

始まったら、一度は来てくださいね。
2005/10/06(木) 22:53 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
お久しぶりです
村瀬さん、お久しぶりです。
覚えていますでしょうか?以前1度コメントさせていただいた、彪魅です。
たびたび拝見していました。暫くの間コメントできず、申し訳ありません。その1度きりのコメントの時に購入した「人間 土方歳三」、遅くなりましたが読み終わりました。

ファン歴浅い私は、新選組の本ではこの本のように厚い本を読んだ事がありませんでした。それでも文庫本サイズでは何冊か読んだ事があったのですが、「人間 土方歳三」では私の中にない土方像を見せていただくことができました。
函館での優しい副長、また惚れてしまいました。

そして、勉強の足りない私故、今まで知らなかった新選組のこともたくさん知る事ができました。この本のおかげで、かなり知識が増えたんじゃないかと思います。ありがとうございます!

物語では、どのお話もいいのですが、帯にもあった『河合耆三郎の女』と『流山慕情』が強く心に残りました。
どちらも切ない話ですよね。
特に『流山-』では、近藤さんとの別れにじ~んときてしまいました。
2人の強い絆が感じられ、更にうるっと。

本当に読んで良かったと思える作品でした。素晴らしい作品をありがとうございました!!!もう1度読もうと思います。
では、長々と失礼致しました。
また拝見させていただきます。
2005/10/06(木) 18:41 | URL | 彪魅 #ffVU29mw[ コメントの編集]
伊藤さん!と軍服
「そのとき歴史は動いた」に出演されてた、あの土方さん役の方ですか!?あまりにかっこよくて、仕草も決まってたので俳優さんかと思ってました。
軍服、着てみたいです…(こっそり)。
仮装パーティで燕尾服+シルクハット+ステッキ+裏地が深紅のマント…っていう扮装をしたことはあるんですが(^^;
2005/10/06(木) 07:01 | URL | あ~る #lf7yvxRA[ コメントの編集]
函館は・・・・・
村瀬さん
実は9月28日~2泊3日で行ってきたばかりでした!伊藤様の事、事前に存じ上げていたら、と悔やまれます。。。。が、来年の5月にまた函館に訪れる予定なので、その時にはぜひお会いさせていただければと思っております。

歴史館、もちろん、オープン当日に大きな花束を持って、お邪魔させて頂くつもりです(笑)。
本当にツアーの事、オープンの準備、大変だと思います。季節の変わり目なのでどうぞご自愛くださいませ。
京都ツアーまで、あと、1ヶ月ですね・・・・・・。
(私もTBがうまくできませんでしたので、拙ブログのURLを貼らせて頂きました。)
2005/10/05(水) 07:14 | URL | jules #bOk56uzs[ コメントの編集]
絵の具さま、ほんとにご無沙汰。
京都にいけるとよかったのにね。
一度は、一緒に新選組談義をしたかった。

今、確かに、オープンを控えて、た~異変。
倒れずにがんばります。
2005/10/05(水) 00:36 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
もまさん、土方歳三の軍服の件ですが
そうですか。
僕はかにでしたが、あなたはラーメン。
どっちにしろ、あの人は暖かいお人です。
姿かたちが素晴しいのはもちろんですが、話し口調も穏やかで、人間こういう風にありたいものだと、大げさに思ってしまうほど魅力ある人です。

榎本さんみたいな軍服ですか。
あなたのこのフレーズで、もう、今1時間も榎本の写真と取り組んでしまいました。

今、僕の周りにある榎本の写真を片っ端から見ているのですが、あなたの言うのは、最もよく私たちが目にする、あの、左手に刀を握り締めて両目とも左方向を見つめている写真でしょ。
そして立派な髭。
蝶ネクタイ。
黒のベスト。
金ボタンが左右にたてに6つづつで、計12個。
袖の先に金モール。

アレと同じものを土方歳三が着たかどうか。
う~ん。
どうでしょうか。
多分着ていない。
アレは、榎本だけのものと思いたいから。

むしろ、僕は土方歳三にはああゆう型のものは着て欲しくないような気がして。
土方は、あの2枚の写真にあるフロックコートでいいような気がしてーーー。
冬場に撮った写真に違いないから、実に厚手のものですよね。
ズボンなども、実用的なもので、気取った型のものではないように見えます。
土方歳三は11月から翌明治2年の5月11日まで函館にいましたから、真冬ですよね。

きっと、写真館の中も寒かったのかもね。
脱いでもいいような気がしますが、あえて着たままとったのかもしれません。だって、当時は30分も動いちゃいけなかったと聞きますもんね。
2005/10/05(水) 00:31 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
julesさま、失神。
京都に、土方歳三の軍服ですか。
函館ならね。
京都で、洋服ってのも。

来年の5月一杯、展示はしていますので、うちの歴史館に来れるといいのですがーーー。
若し、それが実現できなければ、いづれ、函館に行ってください。
伊藤さんにお会いして、着させてもらったらどうですか。
あの方は、そのくらいのサービスはいつでもOKのお人ですよ。

ホントに、このつながり、みんないい人です。
2005/10/04(火) 23:44 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
村瀬さん、ご無沙汰しております。

オープニング事業にむけて、そしてその前の京都ツアーとお忙しい毎日を過ごされているようですね。
残念ながら私は京都ツアーに参加できず、5月までの間にふるさと歴史館に足を運べるとも限りませんが、影ながら応援しております。これからますます忙しくなるようですが、御身体大切にしてくださいませ。(こちらの記事、トラックバックをしたのですが、なぜか上手く反映できなかったので、リンクさせていただきました~。)
2005/10/04(火) 22:28 | URL | 絵の具 #ZBcm6ONk[ コメントの編集]
伊藤さんファンです!
ほんとに格好いい方ですよね!
私がお目にかかったときは、榎本武揚でしたが、これもよく似合っていらっしゃいました。
お人柄もとてもよくて、そんな有名な方とは知らずに、あれこれ伺ったあげく、美味しいラーメン屋まで教えていただき感激しました。

軍服、確かに村瀬さんも似合いそうですね。
「人間土方歳三」の表紙の雰囲気で撮った「コスプレ」写真など、拝見したくなりました。
ところで、土方さんといえばあの軍服ですが、例えば榎本さんみたいな服を着ることはなかったのでしょうか。
昔から疑問だったので、この機会に伺ってみました。
2005/10/04(火) 20:25 | URL | もま #tHX44QXM[ コメントの編集]
歳三の軍服
村瀬さん

くたくたに疲れて仕事から帰ってきて、ここを拝見し、失神しそうになりました(苦笑)。
村瀬さんのブログはいつも「サプライズ!」ですね。
袖を通す、などは私にとっては恐れ多いので、いずれ拝見できることを本当に楽しみにしております。
(村瀬さん、京都に着ていらっしゃったら嬉しいな・・・・・)
2005/10/04(火) 19:10 | URL | jules #bOk56uzs[ コメントの編集]
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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