村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

懐かしい秋葉原のテキヤと、「春木屋」対「丸福」の元祖ラーメン対決

今日(11月1日)と明日、防火管理者の講習会だ。
初日だけど、もう疲れてしまった。
朝から夕方5時まで、びっしり、授業を受ける。
まあ、新選組歴史館や日野宿本陣のような建物を管理してゆくには、どうしても防火のことは第一義的に考えておかなければならないことだから、この講習は必須のものだ。
場所は秋葉原から御徒町(おかちまち)方面へ歩いて5分ほどの神田消防署の隣りだから、電気街の中を通り抜けていく。

久しぶりに、帰りに駅の近辺を歩いてみた。
今から15~6年前、秋葉原の駅前によく来たものだ。
あの頃は、僕は消費者運動を懸命にやっていたから(民主党の菅直人もこの頃一緒だった)、洗剤の運動もやっていた。
合成洗剤は危険だから、石鹸に変えようという運動である。
日野市は、学校給食や保育園給食の現場から合成洗剤を追放して、既に20年ぐらいはたっている。
僕と栄養士と調理員などで運動して変えたのだが、並大抵の苦労ではなかった。その後、地場野菜を使って給食の食材にしたりして全国で有名になり、いまだに視察が絶えないし、日野市の学校給食と言えば、ちょっとは名が通っている。

それがどう秋葉原と関係あるかということだが、駅の改札口を出ると『サトー無線』のビルが目の前にあるが、駅ビルとそのビルの間で、見ていて飽きない『テキヤ』のようなたたき売りが何軒か必ず出ている。秋葉原の名物になっているほどなのだが、その中で、洗剤を売っている出店がある。
その人は尾上さんという人で、僕は昔からよく知っている。兎に角面白くて上手だから、ツイお客さんが買ってしまうほど見事なのだ。
まさか、今日はいないだろうなと思って覗いてみたら、なんと、いまだにやっていた。
尾上さんご自身も、さっき、売りながら言っていたが、もう28年も秋葉原でやっているそうだ。
久しぶりで聞いていたら、昔と口上がまるで一緒だった。

合成洗剤とは、どんなに危険なものかを訴えて、安全でよく落ちる『ハイホーム』を使いましょうと、その場で実演をするのだが、実に見事なものなのだ。
あまりに見事なので、10年以上前に、わざわざビデオカメラを持っていって、撮らせてもらったことがある。

そのビデオは、いまだに、僕の手元にある。
見たい方は、いつでも見せますよ。

「合成洗剤は、蛍光剤を使って白く染めているだけなんだ。決して汚れが落ちているわけじゃない」と、実証してみせる。
ジュースを持ち出して、「その色は合成着色だから」と、見事に布に染め抜いて、瞬く間にジュースを透明にしてしまう。
偽者のジュースだという。
「こんなもの飲んでいたら、癌にかかって旦那さん、会社を辞めるようになってしまうから飲んじゃダメ」「これを胃がん退職というんだ」と。
また、ゴキブリのおもちゃを一匹出した。
ママレモンをかけて殺す。この生命力のあるゴキブリが一発で死ぬ。いかに危ないかがわかるというものだ、と。
今度はまとめて、10匹ぐらい出した。
「こういうときは、ママレモンじゃダメで、ファミリーを使えば一発で死ぬ」と、しゃれていた。

秋葉原には、まだ有名なテキヤさんが何人もいる。聞いていて飽きないから、機会があったら是非見てみると面白い。
ただ、必ず買いたくなるから、注意が必要だ。

帰りに、荻窪で降りた。
僕のHPの自己紹介で、ラーメンのことを書いたことがあった。
テレビや雑誌などでは、「春木屋」というラーメン屋がうまいともっぱら評判だが、僕はちっともうまいと感じない。
「丸福」のラーメンが、今まで食べた中でサイコーである。
いまだにそう思う。
前にも、ブログに書いた記憶があるが、今の日本のラーメンブームのさきがけが、「丸福」なのである。
テレビで、もう30年も前のことになると思うが、永六輔と愛川欣也の二人が、あまりに並んでいる店と全く客が入っていない店が2件並んでいるんで、ソレを番組で紹介したのがきっかけだった。
並んでいる店は、勿論「丸福」である。
番組名は忘れた。
放送局は、フジかTBSのどちらかだった。

久しぶりで、丸福を尋ねたら、偶然休みだった。
仕様がないから、春木屋にいった。

不本意だが。

そして、ワンタンメンを頼んだ。
最近、僕は丸福でワンタンメンを食べているからだ。
結果、ぜんぜん美味いとは思えなかった。
どうして、皆さん、「春木屋、春木屋」と騒ぐのかわからない。
それに、値段が高すぎる。
ワンタンメンが、1100円ですよ。
ワンタンの具が、たくさん入っていて、口に入ったときの感触が絶妙なら我慢もするのだが、ソレは丸福のほうにある。
伝統の中華の味なのに、セ油を浮かせて、しつこすぎる。

実は、その丸福だが、昔からの本店はこの3月に閉まっていた。
僕がこのHPを開設してまもなくだった。
今日、行ってみたら、カレーハウスになっていた。
荻窪駅前の青梅街道沿いなのだが、どういうわけかあの並びにはカレー屋が多い。理由はわからない。5~60メートルの中に4,5軒はある。
こういう不思議な現象は、あちこちにあって、ぼくの家の近くに日野自動車の本社があるが、正門前の道には、ほんの100メートルの間に、薬屋ばかりが4件もある。マツモトキヨシのような店じゃなくて、昔ながらの薬屋がだ。あの道は静かで、他に店は殆んどないから、やけに目立つのだ。
こういうことは、日本全国結構あるんじゃないかと。

丸福だが、本店は閉まっていたが、支店がもっと駅よりのところにあるのだ。味は、昔ながらの丸福伝統の味を受け継いでいるので、こちらでも十分味わえる。

僕が荻窪で降車する理由はもう一つある。
荻窪で降りたことのある人なら、経験したことある方が何人か入ると思うのだが、「焼き鳥屋」の美味そうな香りが漂っているのだ。
なんともいえなく、よい香りで、つい食べたくなる。
僕は若い頃から、その匂いの本元、荻窪駅前の「鳥もと」に通っている。
兎に角、美味い。
安い。
昔からの店だから、汚い。
焼き鳥屋って、不思議なことに、汚い方が美味く感ずる。
荻窪には駅前に、昔の商店街がまだそのまま残っている。
新宿のゴールデン街と同じものだ。

いづれは、壊されてしまうのだろうが。

「鳥もと」は、座席は殆んど店の外で、ビールケースの上に板を載せて、そこに座って食べる。
唐辛子などの香辛料と並んで、何故か武富士のPR用のティッシュがあちこちにおいてある。べとついた手を、ソレで拭きなさいというわけである。駅の入り口のすぐ目の前で、そのティッシュを配っている若い男性がいた。

この店は最近、若い女性が多い。
きっと、あの香りにほだされて、み―んな入ってしまうのだろうが、昔は、ああゆう立ち飲みは、女性は行かなかったものだが、今は平気。
美味いから、行くんだね。
隣りは果物屋、その横がふるーい中華屋。ここも美味い。満珍亭という。全部、僕が子供の頃からある店だ。

鳥もとで、串をかじりながら、新選組の話しなぞ、いいと思うよ。
仕上げは、ラーメン。
食べることばかり。
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コメント
和哉さま、はじめまして
たった今、京都から帰ってきました。
昨日は秋晴れ、今日は雨でした。
感想は、参加した皆様から、コメントが寄せられるでしょうから、それらを、参考になさってください。

秋葉原、私も何年かぶりに行ったのですが、すっかり様子が変わっていました。
月日がたつにつれ、都会の何処の駅も皆同じようなつくりに統一されていってしまい、趣というものがなくなってきているようです。

よき伝統は遺して生きたいですね。
2005/11/06(日) 21:24 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
こんばんは。初めてコメントさせていただきます。
和哉と申します。

今年の日野新選組まつりの二日前に大阪から秋葉原へ行ったときこういう「たたき売り」をみたことがあります。
目的を忘れて引きずられていくので・・・困ったものです。

最近は秋葉原はぶっちゃけ近寄りがたいです。
アニメ関連のお店が結構進出しだしてるのですが、昔の風情がなくなっている・・・というか。

明日からの京都ツアー、私は行けませんが報告等を楽しみにしてます。

それでは。
2005/11/04(金) 23:34 | URL | 和哉 #hszQL7r.[ コメントの編集]
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
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