村瀬彰吾がつづる新選組話題を含む日記&エッセイ。

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新選組な毎日、土方歳三漬の一年だった。夢中で走っていた

自分のことで恐縮だが、そもそも僕はjazzをやっていて公務員もやっているという、変則的な人間なのである。
なぜ、jazzをしているから変則なのかというと、僕のいる世界では、少なくともそのような環境なのだ。
変人。
ただ、僕のは、趣味のzu_jaだから、仕事とは関係ないのだけれど、世間の見方は違う。

12歳のときに、トランペットをはじめて吹いて、その魅力に取り付かれて『ズーと』(歳三の口癖)楽器を吹いてきた。
その後は、クラリネット、アルトサックス、そして今はテナー。
ちっとも上手くならない。
だから、いまだにいつもケースから取り出すと、2時間やるとして、半分以上の1時間は基礎練習ばかりだ。
時々、自問自答する。
「何処が面白いんだ」
でも、基礎練習していると妙に気分が落ち着く。
正しい呼吸法から始まってロングトーンをして、音色が良いか悪いかを確かめる。
そして、それぞれのスケールの練習など。
殆んどがソレで終わってしまう。新しいことなぞ殆んど出来ない。

楽器というものは、いつも同じ気分ではない。
楽器にも、気分があるのだ。
その原因は、大概が持ち主に原因があって、気が落ち着いていないときは、それなりの音しか出してくれない。
きちんと準備してから、マウスピースにそっと『口付け』してやらないと、荒っぽく接触すれば、あらっぽく返ってくる。
特に、今のこの寒い時期に吹こうとすると、冷え切っていて、とてもそんな気分じゃないのだ。
そう、卑猥な表現をスルト、『前戯』というものが大切なのです。
十分に暖めてやってからでないと、いい音色で鳴いてはくれないのです。(このコーナーって、小学生も読んでいるのかなあ)
身体の調子の悪いときもある。
特にサックスという楽器は、管に穴がたくさん開いていてタンポというもので塞いでいるのだが、たとえ10分の1ミリでも息が漏れているだけで、まともな音は出ない。
吹いている自分が悪いのか、楽器のせいかわからないこともある。
だから、時には、練習するつもりが、全部の時間を治療にとられてしまうことだってあるし、楽器修理屋へ入院することもある。
でも、そうしている自分に満足。
やることやっているという、“言い訳”みたいなものか。

ここ2,3年、生活が変わってしまって、『毎日が新選組』に変化してしまった。
去年と一昨年は、書くのに精一杯の年だった。
資料アサリから文章の表現、そして何といっても新選組のメンバーたちのキャラの設定に最も時間を費やした。
あの人たちが、一体、どんな人間だったのかということだ。それを自分なりに決めつけなければならないという、責任重大な作業であった。
本は残る。
10年も20年も、いや、僕が死んでからも、あの『人間土方歳三』は存在するはずだ。
だとすると、そんなに無責任に登場人物のキャラを決めつけられない。だから、もうこれで間違いないというところまで突き詰めてから、そして書きながら何度も修正をして、『これなら、大丈夫』というところまで確信を持ってから、校了とした。
そういう経過だから、多摩の四天王、近藤、土方、沖田、井上の人間性には自信を持っている。

音楽の話をもうちょっとする。
よく、プロの演奏家たちは、この『音楽』という字について、音を楽しむことなんだと説明する。
楽しくなければ、音楽じゃないよということか。今をときめく綾戸千絵さんが言いそうな表現だが(言ったのかどうかは、知らない)、なるほどと思う。
でも、これはこの字を使う日本人や中国人(使う?)だけの感覚で、西洋人にはそんなものはない。
なくてもいい、そんな感慨を持つことが出来る私たち日本人、幸せ。
だから、日本語は優れているのだ。
いい国に生まれたもんだ。一番のことは、食いもんが美味いということだ。
何で、そんなに、食いもんに拘るんだと、非難されることもある。だって、「人間は所詮、食って出す」もんだし(汚い表現で申し訳ないが)、ソレが満たされて初めて礼節を知るもんだから。

この表現を歳三に、京都で言わせたことがあった。
歳三は、あの京都で稀有の才能を発揮して、新選組という未曾有の軍事集団を運営していたのだが、隊士達を把握し、働かせるための基本的な操縦法として、副長は人間の『生理』を上手く利用した。
もうこれ以上、話をそらさない。
戻る。

この間、ブログで、高橋尚子が東京国際マラソンで優勝したときのことを書いた。
アレを載せたら、いろんな人から「同感」だとコメントをいただいた。あの時、Qちゃんは「周りの人に支えられて」みたいな表現を何回も繰り返した。
一番はチームQで、次にファンの人たちらしい。

この『人』という字も、先人たちが多くのことを言ってきている。
人は一人では生きられない。そして互いに寄り添って初めて生きることが出来る。だから、寄りかかっているんだと。
成る程。
そして、『人間』という字も。
人と人の間と書く。
ソレも、ほかの動物と違って、生まれたときから独りでは生きていけない。必ず、誰かの世話を焼いて、初めて生きていける。

でも、人間というのは、調子に乗り始めると、いかにも自分の実力でそこまで言ったと過信する。
この間の、選挙を思い出す。
『勝って兜の緒を閉めなおさ』ないと、手痛い仕返しがまっている。
今の株高も心配だ。
調子に乗りすぎてはいないか。
儲かっている人は、ひとまず利益を確保してしまうのも得策だ。
だって、今から約20以上も前になるのか、ブラックマンデー。
年明けになって、湾岸戦争が始まってから地合いが悪くなっていったような記憶がある。
株価も地価もゴルフの会員権も、みんな紙くずになってしまった。
みんな、気をつけないと。

自分のことに振り返ると、この4月に『人間土方歳三』を出版した。
とても順調にいって、ネット販売でも人気があったし、実際の評判も上々だった。
でも、いつまでも続くものでもない。
それに、こうなれたのも周りの人たちが応援してくれたからなのだ。
協力なしには成功なんてありえない。
そして、今、読んでくれた人たちが集まり始めてくれている。
こんな幸せなことはない。
僕の本は、あくまでも『キッカケ』でよい。
酒のつまみのひとつでいいんだ。
いろんな人たちが集まってきて、会話を交わす。
そして、その人たちが生きていることに充実感を味わう。
実に楽しそうなのだ。
11月に京都へ行ったときも、夕食の宴会で僕が挨拶はしたけれど、その後は、僕の存在など、もうどうでもよかった。
『キッカケ』だけだった。
でも、それで十分。サイコーの幸せ。
1月14日には、江戸ツアーを予定している。
既に、満杯で、キャンセル待ちだ。
ここでも、新しいつながりが出来ることだろう。よいことだ。
だって、人間は弱い。
独りでは生きていけない。だから、寄り添うものだから。
素直になって、お互いに寄りかかればいい。
新選組の仕事の前に、教育委員会で学務課長をしたことがあった。
子育てに悩む人、引きこもりや不登校の子供を抱えている人、みんな悩みごをを内に秘めないで吐き出せばいい。必ず同じ悩みを持っている人が必ずいる。
人間、さらけ出すとスッキリする。
そして、解決にはならないが、新たな希望が見えてきたりする。

来年も、ソレで行きたい。
みんなが『生きてる』コトに『充実感』があれば。
それに、お役に立てられるものなら。
江戸ツアーの次は函館になるのかなあ、それとも会津か。
今から、ぞくぞくする。
来年もみんな、読んで欲しいな。

感謝―――村瀬彰吾
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コメント
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2006/01/01(日) 19:14 | | #[ コメントの編集]
ままこっちさん、この間すいません。
急に会議で、お会いできなくてすいませんでした。

子抜きでいらして、ゆっくりご覧になれましたか。
あの日は、このコーナーにいらしている方々が、何人かきていたんですよね。せめて、その方たちにお会いできていればなのですが。

来年は、14日に再びお会いできますね。
また、ゆっくり、お話しましょう。
2005/12/31(土) 23:05 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
もまさま
総司と掃除。
なるほど、面白い。
もまさんにこんなユーモラスな一面があったとは、意外でした。

そうですね、僕も『人間土方歳三』を書いてから、人生が変わってしまいました。
ソレも、これまでに経験したこともない、素晴しい変わり方で、皆さんに大いに感謝しています。

来年早々には、早速江戸ツアーが控えていて、またまた楽しい1年が始まりそうです。
もまさんにお世話になる場面が多くなってますね。
お忙しいのに、すいません。
でも、みんなが喜んでくれていますから、それで満足しましょう


僕は紅白は見ない主義なんだけど、今年だけは耕史くんが出ているので、我慢してみています。
出ないと、皆さんと話題がずれてしまいますからね。

来年に入ってからも、よろしくね。

村瀬彰吾

2005/12/31(土) 23:02 | URL | 村瀬彰吾 #VvKxtd/k[ コメントの編集]
来年もよろしくお願いします。
こんにちは。
もまさん同様、私だけでなくダンナとチビッコという家族3人とも、「誠」一色の1年だったと思います。その大きなきっかけになったのは、4月の村瀬さん著「人間土方歳三」との出会いだったと思います。ブログやツアーを通じて、新選組が、歳さんが好きな人たちと知り合えたことはとても大きな糧になりました。
来年もよろしくお願いします!
2005/12/31(土) 20:51 | URL | ままこっち #-[ コメントの編集]
ありがとうございました
今年は、石田散薬と京都のツアーに参加させていただいて、大勢の新選組仲間と知り合うことができました。
思えば、村瀬さんも含めて、今年が始まったときは全く知らなかった方ばかりなんですよね。
村瀬さんと同じように、皆さんそれぞれに充実した生活を持っておられる方々だけど、「新選組」そして「村瀬さん」という接点がなければ、出会うこともなかったでしょう。
素敵な出会いを作ってくださった、村瀬さん、そして皆さん、ありがとうございました。

さあ、紅白までに総司…いや掃除だ~っ!!
皆様、よいお年をお迎えください。
2005/12/31(土) 10:50 | URL | もま #tHX44QXM[ コメントの編集]
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村瀬執筆 時代小説
プロフィール

村瀬彰吾

  • Author:村瀬彰吾
  • 2004年大河ドラマ「新選組!」の決定以来、新選組特命主幹、日野市立新選組のふるさと歴史館館長を経て芸術文化担当として歴史に触れる毎日の生活を送っている村瀬彰吾のブログへようこそ!
    日野市在住。2006年に小説「人間 土方歳三」を出版しました。小説の詳しい情報や通販はH Pに。
    サイトに関してのお問い合わせ(動作不具合など)は管理人までお願いします。
    村瀬へのメールはこちら






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